「福島県民は新聞テレビが垂れ流す安全デマを信じているから避難しない」論のウソ

福島第一原発の痛ましい事故からもう八ヶ月が経ったわけだが、ネットでは未だに「福島県民は新聞テレビが垂れ流す安全デマを信じている」なるデマゴギーが、主に上杉隆や岩上安身ら「反福島ジャーナリスト」や「反福島活動家」が垂れ流し、悲しい事に自主避難した一部の福島県民がそれに加担しているという状況がある。

原発事故以前も以後もずっと福島に居る俺に言わせりゃお笑いという他ないのだが、この種のデマゴギーが県外の人達が信じてしまい、既成事実化されるのは面白くない。
この種のデマゴギーを流す人が愚かなのは、福島県民の情報源は新聞テレビしか無いと思ってる所だ。

じゃあ俺は、どうやってTwitterで呟いたりブログ記事書いたりしてるんだよ?


上杉や岩上は一度、福島県内の書店の原発事故コーナーを見てまわるといい。
広瀬武田小出の本がいっぱい平積みされてる。

それに新聞テレビだって決して「安全デマ」一色じゃないし。
例えば福島テレビの夕方のローカルニュースの放射能関連報道では、「安全派」の高田純氏と「危険派」の崎山比早子女史の両論併記という形で報道していたし、テレビユー福島に至っては、すでにトンデモの領域に足を踏み入れた野呂美加の講演を特集していたし。
放射能関連の学者がジャーナリストの方々も頻繁に福島に足を運んで講演やシンポジウムを開催している。
福島県内には充分に判断材料に成りうる情報はある。
反福島活動家諸兄には、政治目的の悪質なデマゴギーを流すのは本当に止めて欲しいと声を大にして言いたい。
迷惑だ。