震災の記録【3月12日編】

朝起きてすぐ車で会社へ向かった。
道路はベコベコ、瓦が激しく損壊した家屋多数、墓場の墓石は倒壊が酷かった。本宮市内は停電していたため信号機が消えていた。
会社に到着したら、門前に「連絡があるまで自宅待機せよ」との張り紙が貼られていたので帰宅することに。途中コンビニで取り敢えず食材を購入しようとしたが、めぼしいものはあらかた売り切れていたので、仕方なく菓子類やカロリーメイトなどを買った。
家では親父と弟が屋根の修理のため屋根へ。俺は「原発事故で放射能が飛んでるから止めたほうがいい」と忠告したが容れられず。仕方なく俺も屋根に登る。
この日は天気が良くて温暖。震災なかりせば散歩したくなる陽気だった。
水道の出が悪く、飲料や料理には以前に汲み貯めておいた地下水を使用した。
夕食の食膳に上がった蒟蒻のまずさが食事の主な会話となった。
福島第一原発のネガティブなニュースが続々舞い込み不安が増幅する。
床に就くも、地鳴りと揺れと携帯電話の緊急地震速報でロクに寝付けなかった。