首相官邸前脱原発デモ見聞録

8/2〜8/3の二日間、東京旅行に行っておりました。
せっかくなので、毎週金曜に首相官邸前で行われてる脱原発デモを観察に行きました。で、今回はデモを観察して感じた事を書き連ねてみます。


まず、東京メトロ国会議事堂前駅の出入口が一箇所を除き封鎖されている上に警察による交通規制が敷かれており、非常に交通が不便。永田町周辺で仕事してるサラリーマンはさぞかし難儀してるだろうなぁとちょっと同情してしまいました。

デモ参加者の人数は正直良くわかりませんでした。参加者の年齢層は全体的に年配の方が多かったです。若者もいくらかいましたが、いかにもオタクっぽいシンプルなファッションをした感じの方が多かったです。
あとこれは収穫だったんですが、例によって「サイカドーハンタイ!」のシュプレヒコールが始まったものの、シュプレヒコールを挙げてる参加者が思いの外少なく、首相官邸のあちこちに設けてあったスピーカーでさも参加者総勢が大音声でシュプレヒコールを挙げてるように見せかけてるみたいでした。

あとプラカードですが、福島県民を傷つけるようなもの(例えば「福島産野菜を流通させるな」とか「瓦礫受け入れ反対」とか「エートス潰れろ」とか)は無く、放射能問題よりもどちらかといえば野田総理攻撃と、最近原子力規制委員会の委員長候補に挙がった田中俊一への攻撃に重点が置かれてました。
山本太郎のような有名人は見かけませんでしたが、IWJ(インポテンス・ウェブ・ジャーナル)のスタッフがゴキブリの如くチョコマカチョコマカチョコマカチョコマカと蠢いていました。

全体的に見て、首都圏脱原発連合が主催するデモは、政治集会というよりはインディーズ系バンドの野外ゲリラライブといった感じで、デモ参加者の顔に悲壮さは無く、むしろデモをエンジョイしてるみたいでした。
ただ、ネット上のデモへの批判に対してそれなりに対応しようとしてる痕跡が見受けられ、その辺は好感が持てました。
良くも悪くも「おりこうさんなデモ」で、過激大好きな活動家にはその辺が不満かもかも知れませんね。